今回の九州旅行は4泊5日の旅。
4年振りの九州旅行で1番最初に向かったのは、伊万里焼の窯元です。
素敵な器に魅了されてきました!
伊万里焼の窯元へ
以前から行ってみたかった佐賀県の伊万里焼の窯元。
今回の九州旅行の中でも1番楽しみにしていた場所「伊万里大川内山」(秘窯の里)です。
山に囲まれた水墨画のような自然豊かな美しい地に30件近い窯元が集まっています。
ここは、江戸時代に佐賀藩(鍋島家)の御用窯(ごようがま)が置かれた地で、朝廷・将軍家・諸大名などへ献上する高品位な焼物が焼かれてたのだとか。
佐賀県の伊万里市にある「伊万里大川内山」へのアクセスは福岡空港からだと車で約1時間50分程。
佐賀空港や長崎空港からは1時間ちょっとで行けます。
伊万里大川内山へ車で行くには、カーナビにこの住所で設定↓
(〒848-0025 佐賀県伊万里市大川内町1806 伊万里鍋島焼会館を目指してみてください。)
今回私たちは、福岡空港に9時頃到着したので、少し遠回りして呼子に寄ってランチ(イカの活き造り)を食べてから向かいましたよ。
時間に余裕があったら是非、有名な呼子のイカを食べてみるのもおすすめ!
伊万里焼と有田焼の違い
ところで佐賀の焼き物といえば、有田焼が有名です。
が、有田焼と伊万里焼の違いがイマイチよくわからなかったので調べてみました。
伊万里焼と有田焼
日本の磁器の歴史は400年前に有田の地で始まったそうです。
日本の陶磁器発祥の地として有名ですね。
有田の一帯で作られた陶器を有田焼と呼んでいます。
なので、元は有田焼も伊万里焼も一緒なんですね。
現在では、伊万里市で生産された物を「伊万里焼」、有田市で生産された物を「有田焼」と区別しているようです。
が、有田焼と伊万里焼が混同されがちな理由がありました。
昔は最寄りの港の伊万里港から各地に焼き物を出荷して運んでいたため「伊万里からきた焼き物」「伊万里焼き」と呼ばれ知られるようになったそう。
出港する港の名前が伊万里焼という名前を広げたポイントだったんですね。
ヨーロッパへも伊万里港から輸出されていたため海外でも「IMARI」の名前で知られるようになりました。
華やかな絵付けはインテリアとして当時のヨーロッパで重宝され高い人気を誇っていたそうです。
伊万里焼きも有田焼もどちらも陶石から作られた磁器のために耐久性に優れているそうです。
普段使いにもいいですね。
鍋島焼とは?
伊万里焼きを調べていると「鍋島焼」というも素敵な器が多いことがわかります。
鍋島焼とは、17世紀から19世紀にかけて佐賀藩(鍋島藩)で藩直営の窯で製造された高級磁器なのだとか。
お殿様への献上品というだけに伊万里大川内山の地は、技法の秘密を外に漏らさない為の秘窯だったのだとか。
伊万里焼きの有田焼も元々同じようでで混同しがちです…
が、伊万里焼は、朝廷・将軍家・諸大名などへ献上する高品位の鍋島焼の流れを受け継いでいるものを指すようです。
鍋島焼は大きく分けると3つあります。
- 「色鍋島」・・・赤と淡緑と淡黄で色付けしたもの(画像左)
- 「鍋島染付」・・・染付けだけで文様を描いたもの(画像真ん中)
- 「鍋島青磁」・・・大川内山でとれる原石を使った青磁釉を器全体に施したもの(画像右)
さすが献上品だっただけに美しいですね。
伊万里焼の窯元でお皿を購入
今回訪れた窯元で購入したお皿をご紹介します。
どれも素敵過ぎて、楽しいお買い物のひと時でした。
伊万里焼の窯元おすすめ
ここ「伊万里大川内山」では素敵な窯元がたくさんありますが、中でも今回私が行ったおすすめの窯元を2つご紹介します。
伊万里鍋島焼 青山窯
明治16年(1883年)創業の老舗の窯元の「青山窯」。
青山窯の輪繋文は、江戸時代の鍋島のデザインをモダンに再現しているのだとか。
伝統的な輪繋文(わつなぎもん)が描かれているお茶碗。
お店に入ってすぐにこれ欲しい!と一目ぼれしたお気に入りのお茶碗でした。
輪繋文は、絶え間ない繋がりを連想させ、平和や円満、繁栄、ご縁が無限に続くようにとの願いが込められているのだとか。
そして黒と金色が素敵な小皿。
職人さんがひとつひとつ手書きしているので、同じお皿や器でも色や柄などが微妙に違うんです!
実際に見て手にに取って購入できたのでとても満足!
素敵な店内↓
青山窯には、併設されているアウトレットショップにもお手頃で素敵な器がたくさんあるのでおすすめです。
青山窯オンラインストアはこちら↓
青山窯オンラインストア
伊万里焼 せいら
こちらの「伊万里焼せいら」も素敵なショップでした。
予算的にもお手頃で普段使いできる器がたくさんあります。
お土産にもおすすめ。
オンラインストアはこちらから↓
伊万里焼せいらオンラインストア
今回は、九州旅行で1番楽しみにしていた伊万里焼の里へ行けて大満足でした。
かわり映えしない私の手抜きご飯が、伊万里焼の素敵なお皿の力で少しでも見栄えが良くなることを期待したいと思います!