2023年の11月からスタートした不動産系の新しい資格「賃貸住宅メンテナンス主任者」。
賃貸管理などに関わる仕事をしている人向けの資格です。
今回、資格が創設されたということで、受験してみました。
受験方法や難易度について紹介します。
賃貸住宅メンテナンス主任者とは?
どんな資格?
公益財団法人日本賃貸住宅管理協会が認定する資格です。
2023年11月に創設されました。
賃貸住宅の建物の基礎知識や設備、維持保全等を学べる内容なので、現場ではもちろん事務系でもアパートの入居者からのトラブル対応時に役に立つと思います。
受験方法や学習方法
賃貸住宅メンテナンス主任者は、申し込みも受験もオンラインで完結できるので簡単です。
受験資格もなく誰でも受けることができます。
受験申込方法
公益財団法人日本賃貸住宅管理協会のHPから申し込みが出来ます。
クレジットカード払いも出来るので、オンラインで完結。
必要事項を入力するだけなので、10分程度で簡単に申し込みできます。
受験料
受験料は、10,395円(税込)。
(9,900円と事務手数料495円。)
学習方法
公益財団法人日本賃貸住宅管理協会のHPから申込をすると公式テキストが1冊送られてきます。
テキスト目次をみてみると
- 賃貸住宅のメンテナンスの重要性
- 建物、設備の基礎知識
- 修繕対応から学ぶ設備の基礎知識
- 消防設備の基礎知識
- 外部改修工事の基礎知識
- 巡回点検業務のチェックポイント
- 法令点検とコンプライアンス
- 原状回復工事
など賃貸管理に必要な知識が学べる内容となっています。
そして、10本の講習動画(各1時間程の動画)を視聴しながら勉強。
それぞれの分野の専門講師が自身の経験などを交えて抗議してくれる動画でした。
普段、賃貸管理に関わる業務をしていればわかる内容になっています。
賃貸住宅メンテナンス主任者難易度は?
賃貸住宅メンテナンス主任者の受験は、オンライン(IBT方式)です。
オンライ試験なので、好きなタイミングで受験できます!
- 試験時間:120分
- 問題数:100問(正誤式)
受験してみた感覚は、〇か×かを選ぶだけなので、100問ですが、120分という時間は余裕がありました。
テキストを一通り目を通しておけば答えられる問題が多い印象。
試験終了後、即時に合否がわかり、合格証もダウンロード出来ます。
しかも、不合格であっても申し込み(決済完了)から3ヶ月以内であれば、合格するまで受験できます!
(追加費用はありません)
なので受験さえできれば、実質100%近い合格率といえますね!
今のところ難易度は低い資格だと思います!
賃貸住宅メンテナンス主任者は役に立つ?
賃貸住宅メンテナンスに関わる知識が身につく
賃貸管理業者にとって必要な基礎知識が学べます。
それ以外にも賃貸住宅に関わるトラブルサービスなどの業者さんなどにも役に立つ内容なのではないでしょうか。
あくまでも広く浅くの基礎知識程度ですが、テキストは写真が多く掲載されているので、初心者でもわかりやすいようになっています。
賃貸住宅のメンテナンスはそれぞれの専門業者さんが担当することになりますが、1次対応の時や業者さんへの依頼時に知っていればスムーズに仕事ができるようになると思います。
名刺に書ける
賃貸住宅メンテナンス主任者は、独占業務ではありません。
ですが、全くの素人ではないということを名刺に記載することで営業時などには役に立つと思います。
オーナーさんが安心感をもってくれることもあるかもしれませんね!
他に資格を持っていない場合、とりあえず賃貸住宅メンテナンス主任者と名刺に書いてあるだけでも相手に与える印象は違うと思います。
今後の将来性
今後、賃貸住宅メンテナンス主任者が国家資格になるかどうかはわかりません。
が、昨今のストック型社会の到来に向けてで賃貸住宅のメンテナンスがとても重要になってきていることは確かです。
特に賃貸管理に関わる仕事をしていれば、取得しておいて損になることはないと思います!
まとめ
2023年に新しくできた資格「賃貸住宅メンテナンス主任者」は、創設されたばかりの資格なので、現時点では難易度は高くありません。
今後、難易度が高くなるかどうかは不明ですが、取得し易いうちに取っておくのもありですね。
不動産業界に関わる仕事をしていれば持っていれば役に立つ資格になると思います。